様々な条件により、ビデオ会議参加者から見た時に、スライドがぼやけて表示される場合があります。この記事では、なぜこのようなことが起こることがあるのか、そして可能な限り一番良い状態でスライドを共有する方法についてご説明します。
目次
この記事は誰にとって有益なものか?
小さい文字や、詳細を見て欲しい内容を含むスライドを共有したい方に役立ちます。以下の例は、Zoom 会議で共有された mmhmm スライドのスクリーンショットを示しています。
ぼやけてしまったコンテンツの例: |
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はっきり見えているコンテンツの例: |
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スライドがぼやけて見える場合は、できるだけはっきりした状態でスライドを表示できるよう以下の手順に従ってください。
原因は?
ビデオ会議プラットフォームでは、参加者の帯域幅に基づき、会議が最適な状態で行えるよう調整を行っています。ある参加者の帯域が狭くなったり、不安定になったことを検知した場合、会議をスムーズに継続することを優先するため、ビデオ映像の質を落とします。
通常はこれでも問題ありません。話をしている参加者の映像が若干悪くなっても、話している内容は聞きとることができるからです。一方、mmhmm ではプレゼンター映像とスライドを合わせたものを参加者の映像として使用していますので、ビデオ映像の質が悪くなるとスライドも読みにくくなってしまいます。
ブロードキャストウィンドウを使う
会議参加者が画面を共有する場合、ビデオ会議プラットフォームは共有画面の質をできるだけ高い状態で送信しようとします。この性質を利用して、mmhmm には、mmhmm のステージのみを画面共有できる機能があります。ステップ:
- mmhmm を起動し、「ウィンドウメニュ」ー > 「ブロードキャスト」ウィンドウを開きます。この操作により、ステージのみが表示されたウィンドウが開きます。
- ブロードキャストウィンドウをデスクトップ上でできるだけ大きく表示してください。タイトルバーをダブルクリックすれば、フルスクリーンにすることなく、ウィンドウを最大化できます。
- Zoom では「画面を共有」をクリックします。また、Google Meet では「画面を共有」をクリックして、「画面を共有する > ウィンドウ」を選択します。
- ウィンドウのリストから、mmhmm のブロードキャストウィンドウを選択し、共有してください。
この操作により、会議参加者はあなたの mmhmm ステージをスピーカービューで見ることになり、最適化された状態でプレゼンテーションを共有できます。映像の質は常に帯域によって影響を受けますが、この方法をとった場合には不鮮明なスライドの問題がより起こりにくくなります。
その他のヒント
- 他のアプリケーションを画面共有スライドで共有している場合、アプリケーションのウィンドウをデスクトップでできるだけ大きく開くようにしてください。ただしフルスクリーンにしたり、別のデスクトップで開いてはいけません。
- 16:9 のアスペクト比であれば 1920 x 1080 ピクセル、1:1 であれば 2000 x 2000 ピクセルのスライドの利用を推奨します。
画質は帯域によって左右されますが、このプロセスを使えば、ぼやけた画像になる問題のほとんどは解消できるはずです。画面共有スライドを使うこともできますが、ぼやけた画像になる可能性が高くなります。
技術的な問題がある場合、また、このマニュアルに追加したい内容の提案がある場合、help@mmhmm.app にメールをお寄せください。